前回の『小学館の図鑑NEO 動物』に続いて、『小学館の図鑑NEO 鳥』の紹介です。動物と同様に、鳥の図鑑においても、鮮やかなイラストや写真とともに、鳥の生態や特徴が詳細に解説されています。鳥がどのように進化してきたか、恐竜との関係などについてもしっかり説明されています。
この図鑑にはDVDも付属しているので、動く映像で鳥たちの魅力をさらに感じることができます。子どもたちが興味を持ちやすく、楽しみながら学べる一冊となっています。
図鑑の主な内容
目次
世界中の鳥、日本の鳥、そして恐竜の子孫としての鳥の情報が網羅されていて、地域ごとにも分かりやすく分類されています。カラフルなイラストもたくさんあって、視覚的にも楽しい目次です。
鳥は恐竜の子孫だった
次に、鳥が恐竜の子孫であることを解説しているページです。恐竜から鳥への進化の過程がわかりやすく図で説明されており、子どもたちが恐竜と鳥の関係性を直感的に理解できるようになっています。
ティラノサウルスなどの馴染み深い恐竜が登場し、それぞれの特徴や進化のポイントが丁寧に解説されています。これによって、恐竜好きの子どもたちは、さらに鳥に興味を持ってくれるかも!?
クジャクとハトの仲間
美しいクジャクの羽の様子が、イラストと写真で詳しく解説されているページです。クジャクの羽の構造や色の出方など、細部まで観察できる内容となっており、子どもたちの興味を引くこと間違いありません。
ハトの仲間にも多くの種類がいることが紹介されています。普段見かけるハトの新しい一面を知ることができるのも、子どもにとって新しい発見になってくれれば嬉しいですね。
カラスの知能と種類
カラスは鳥の中でもトップクラスの知能を持っていると紹介されています。日本でよく見かけるカラスは、ハシブトガラスのようですね。カラスの知能や行動についての新しい知識も得られます。
クイズもあります
この図鑑には、天然記念物として有名なトキの仲間も紹介されています。かつて絶滅の危機に瀕していたトキがどのように保護されてきたか、その歴史や取り組みが詳しく解説されています。子どもたちにとって、トキの大切さや保護活動の重要性を学ぶ良い機会になるでしょう。
また、鳥に関するクイズも用意されており、学びながら楽しむことができる工夫がされています。クイズに挑戦しながら、鳥の知識を深めることもできます。
鳥を絶滅から守ることへの気づき
この本には、「絶滅した鳥」というテーマで、かつて地球上に存在していたさまざまな鳥たちも紹介されています。今はもう見ることができないこれらの鳥たちのイラストや情報を通して、私たちがどれだけ多くの貴重な生物を失ってきたかを実感させられます。
大きなジャイアントモアが目を引きますが、ニュージーランドに生息していたこの鳥は1500年代に大量捕獲で絶滅したそうです。その隣のドードーもまた、私たち人間の活動によって絶滅に追い込まれた鳥の一例です。
他にも、カムルツグシガモやオオウミガラス、リョウコウバトなど、様々な絶滅した鳥たちが登場しています。これらの鳥たちの運命を知ることで、現代に生きる私たちがどれだけの責任を負っているのかを考えさせられます。
このように、単なる鳥の紹介にとどまらず、自然環境の保護と絶滅危惧種の保護の重要性についても言及されています。子どもたちにとって、こうした情報に触れることは、自然環境や鳥を絶滅から守ることの大切さへの気付きを与えてくれると思います。
セクション4: 図鑑のまとめ
『小学館の図鑑NEO 鳥』には、鳥の進化や生態、種類についての詳細な情報が、豊富なイラストとともにわかりやすく解説されています。前回ご紹介した「動物」の図鑑とはまた違った視点で、鳥たちの魅力を存分に味わえる一冊です。是非、ご家庭の本棚に加えてみてください。
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