見るだけで楽しい『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑 新版』で、記憶に残る学びを。

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』表紙カバー




小学館の図鑑NEOの関連シリーズとして、「小学館の図鑑NEO+(プラス) 」と銘打たれた「くらべる図鑑」。

その名の通り、いろんなものの大きさや速さなどをくらべて見られる図鑑です。

この図鑑は、小学館の図鑑NEOシリーズの中で人気No.1かもしれません。

大変読みやすく面白い図鑑です。

ベストセラー図鑑の新版

2009年に発売された「くらべる図鑑」の新版として、2016年に発売された本書。

小学館の図鑑シリーズで、10年経たずに新版が出るというのは比較的早い方だと思うので、それだけ人気の図鑑ということですね。

くらべる対象を身近に感じられる

子どもが、くらべる対象を身近に感じやすいように工夫されているため、自分から興味を持って読みやすくなっています。

生き物の大きさ

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』生き物の大きさ1

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』生き物の大きさ1

本書で最初のコンテンツが「生き物の大きさ」なのですが、最初に相応しく、子どもが本書で最も興味を持ちやすい内容ではないでしょうか。

人間の子どもを中心にページが展開されているので、自分と図鑑の子どもを重ね合わせて見ることで、くらべる対象を身近に感じやすくなっています。

ページ上部に何やら大きな物陰が見えますよね。ページをめくると、その大きな物陰の正体が明らかになります。

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』生き物の大きさ2

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』生き物の大きさ2

この仕掛けが4回続き、ゾウやキリン、サメやシャチと大きくなり、最後はやはりシロナガスクジラが登場します。

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』生き物の大きさ4

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』生き物の大きさ4

シロナガスクジラを25mプールに入れた場合のイラストもあって、とても分かりやすいです。

プールに入りきってないですが(笑)

子どもの身近にある25mプールが使われているので、大きさを容易に想像できますね。

大昔の生き物

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』大昔の生き物

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』大昔の生き物

「街の中に恐竜が!?」ってもうジュラシックパークの世界ですが、それだけに面白いシチュエーションのページです。

街の中、家の中、海の中と舞台を変えて恐竜が出現します。

内容が記憶に残りやすい

例えば子どもと一緒に動物が登場する番組を観ている時など、動物の名前や特徴を知るには動物の図鑑を見て話せます。

対して、臨場感を持って動物そのものを知るには、「くらべる図鑑」が効果的です。

普通の図鑑は主に知識を与えてくれますが、「くらべる図鑑」は簡単な擬似体験も与えてくれます。

ですから、内容がより記憶に残りやすく、他の図鑑と併用することでより効果を発揮することでしょう。

世界の自然を見せてくれる番組などをテレビで見て、クジラが登場した時、長女に本書を見せると大きさを感じてもらいやすかったです。

我が家の場合

我が家で一番人気があるのは、「走る・飛ぶ」のページです。

人間といろんな動物が競争したらどうなるか、を解説してくれます。

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』走る速さをくらべるページ

『小学館の図鑑NEO+ くらべる図鑑』走る速さをくらべるページ

人間代表は、小学生の子どもと、世界記録保持者です。

タイムを見て分かる人は分かる、ジャマイカのあの人ですね!

家族みんなでページを見て、いくつも会話を楽しみながら読めます。

クマはなんと、人間の世界記録より速い

長女
絶対逃げられないじゃん!
ママ
だから死んだふりするしかないんだね!
パパ
こわ~っ。

伝書鳩はめちゃくちゃ速い。時速160km

長女
伝書鳩はこんなに速いんだ!
ママ
だから重宝されるんだね。
パパ
伝書鳩が電車を追い抜くアニメがあったね。

なんて会話をしています。このページは後日読み返してもまた楽しめます。

パパはどうでもいいことしか言ってないですね〜。

とにかく楽しい図鑑

他にもたくさん、比べまくってくれます。どこを読んでも楽しめる図鑑です。

どのページを見ても、イラストを見るだけで伝えたいことはほとんど分かるので、幼児から大人まで一緒に楽しめます。

子どもが読んでくれる頻度は比較的高くなることが期待できる図鑑なので、「せっかく買っても読んでくれない」というリスクを低くしたいなら、まずはこの図鑑が良いかもしれませんよ!

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれの関西育ちで首都圏在住。私立文系(関関同立)を卒業しました。 2児(長女・次女)の父です。妻と子ども2人の4人家族。 子どもに算数を教えることに苦戦することが多いですが、 自分も勉強しながら、日々子どもと一緒にがんばります。