昔の日本の風景を迷路で楽しむ絵本『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』表紙カバー




楽しそうな絵本を見つけました。

『時の迷路』という絵本シリーズです。

シリーズ累計発行部数が260万部以上と、大変有名な絵本だそうなのですが、今まで知りませんでした。

今回購入したのは、『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』です。

時の迷路シリーズの第1作目となる本書。

続編として『続・時の迷路 明治、大正、昭和、そして未来へ』があります。

歴史や自然を迷路と共に学べる

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』表紙

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』表紙

時の迷路シリーズは、現在14作もあるそうです。

迷路の舞台は例えばこんなものがあります。

時の迷路の舞台の一例
  • 日本の各時代
  • 世界の文明
  • 自然遺産
  • 神話の世界
  • 宇宙

このように幅広いテーマで、歴史や自然を絵本で学べます。

日本の歴史を辿る

今回購入した、『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』では、現代から恐竜時代にタイムスリップして、縄文時代から弥生時代、戦国時代や江戸時代へと、日本の歴史を辿っていきます。

絵本の力で歴史を感じられる

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』弥生時代のページ

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』弥生時代のページ

歴史を学ぶ上で、イラストの力は大変重要ですよね。だって昔の日本の姿なんて、小さな子どもには想像のしようがないのですから。

高学年であれば、マンガ日本の歴史などで、歴史のイラストに加えてストーリーの理解も深めることができますが、幼児や低学年の子どもには少し難しい。

本書を読むことで、幼児であっても日本の昔の姿をイラストで掴むことができます。

いくつもの時代を経て、文化や文明が発展してきたんだな、ということをイメージで理解できます。

迷路みたいな田んぼを楽しむことで、弥生時代から稲作が始まっていたことが自然と理解できます。

迷路とかくし絵が面白い

歴史を学べるという要素以外にも、迷路とかくし絵が大変面白く、子どもが夢中になって読める要素が詰まっています。

迷路は2回ずつ楽しめる

各時代ごとに迷路が描かれているのを見て、それぞれの迷路は1回クリアすれば終わり、と思ってしまいますが、そうではありません。

ふつうの迷路とむつかしい迷路の、2パターンの迷路が用意されています。

ふつうの迷路もそんなに簡単ではありませんが、幼い子どもでも解けると思います。

対してむつかしい迷路は、幼い子どもはすぐには解けないと思います。

3年生の長女は、普通の迷路は概ね1~2分で解けましたが、むつかしい方は5~10分ぐらいかかっていたと思います。

すぐ「ヒント教えて」と言ってくるので、上手く教えずに応援して説いてもらいました(笑)

かくし絵は親子で楽しい

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』恐竜時代のページ

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』恐竜時代のページ

それぞれの迷路には、かくし絵といって、特定のテーマを模した絵が隠されています。

例えば恐竜時代のページには、迷路の中に

  • サメが2匹
  • ワニが3匹

隠れています。上記の画像を見て、見つけられますか?

テレビのクイズ番組や、子供向けアプリなどでも見かけるような問題ですが、これが子どもとやると楽しい!

子どもと一緒になって「どこだどこだ~?」と探して、子どもの方が速く見つけることも普通にあります。

長女と一緒に探すと、まあ大体パパが勝つわけですが(笑)、それでも長女がいち早く見つけることもあるので、手加減なしで楽しめました。

実はアプリもあった

過去にはiOSアプリもあったようですが、現在は提供されていないみたいですね。当時の販売価格は1500円とちょっとお高めでした。

アプリに1500円・・・なかなか買わないよな~。

2,3歳児には少し難しかった

時の迷路は絵本ということもあって、3年生の長女と楽しむだけではなく、2歳半の次女とも楽しもうと思って購入したのですが、想像より迷路が難しかったです。

早くても年中さんからでしょうか。

図書室にも置いてあるらしい

学校の図書室に置いてあることも多いようで、長女に聞いてみたのですが、長女の通う小学校には置いていないようでした。

置いてあるなら、借りてきてもらうのもいいかも。

昔の日本を絵本で楽しみましょう

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』戦国時代のページ

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』戦国時代のページ

ちなみに、昔の日本を見ていることは説明してあげた方がいいと思います。

我が家では、

パパ
今見ているのは昔の日本なんだよ。
長女
え!?そうなんだ!

というやり取りになりました(笑)

迷路やかくし絵に夢中で、そこに気を配る余裕がなかったようです。

教えてあげれば、昔の人の姿や建物も見てくれるようになりました。

歴史の興味を高める一助に

『時の迷路 恐竜時代から江戸時代まで』は、飽きずに親子で楽しめる絵本です。

本書を読んで、歴史に対する子どもの興味を高めてあげられるといいなと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれの関西育ちで首都圏在住。私立文系(関関同立)を卒業しました。 2児(長女・次女)の父です。妻と子ども2人の4人家族。 子どもに算数を教えることに苦戦することが多いですが、 自分も勉強しながら、日々子どもと一緒にがんばります。