『天才脳ドリル 空間把握/初級』は、入学前のお子さんにとてもオススメ!

『天才脳ドリル 空間把握/初級』表紙




天才脳ドリルの空間把握、初級編です。

パズル感覚で算数のセンスを養える天才脳ドリルシリーズ。

そのシリーズの「仮説思考」や「数量把握」に対して、「空間把握」では、図形に関する理解を深めていきます。

平面図形も立体図形も、どちらも学習します。

「空間把握」以外の、天才脳ドリル/初級編 についてはこちらの記事をどうぞ。

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収録されている問題

『天才脳ドリル 空間把握/初級』には、例えばこのような問題が収録されています。

天才脳ドリル 空間把握/初級 の問題例
  • 見取り図
  • 投影図
  • 積み木
  • 展開図
  • サイコロ

見取り図

『天才脳ドリル 空間把握/初級』見取図の問題

『天才脳ドリル 空間把握/初級』見取図の問題

立体図形の見取り図を描く練習です。

図を描くことは、図形のセンスを向上させるために大変重要だそうです。

図を描く過程で、図形の性質に気づき、その性質を理解できる効果があるのでしょう。

だから、図形が得意な子は図を書くのも上手と。

図形のセンスが向上する理由はさておき、図を描くという行為は図形のセンスを磨くために大変重要であることは間違いなさそうです。

ですから、小さいうちから本書のようなドリルで図を描くことの意義は大きいと思います。

それに、図をなぞったり描き移したりするのは、単純に子どもにとって楽しいと思います。

長女もこの問題は楽しそうに取り組んでいましたし、図を実際に描いた後は、正方体と直方体の違いも説明しやすく、すんなり理解してくれました。

投影図・積み木

『天才脳ドリル 空間把握/初級』投影図の問題

『天才脳ドリル 空間把握/初級』投影図の問題

投影図の問題です。

立方体が積み上げられた図を見て、真上から見た時の形と、横から見た時の形を書きます。

立体図形の絵を見て、実際の図形をリアルに想像できるかが問われます。

『天才脳ドリル 空間把握/初級』積み木の問題

『天才脳ドリル 空間把握/初級』積み木の問題

「積み木」と題された問題では、投影図を見て、積み上げられた立方体の数を答えます。

「複雑な形は、頭の中でかぞえやすい形に移動してからかぞえましょう。」

とあるように、絵に描かれたままの図形を想像することに加えて、頭の中で図形を動かす練習も重ねていきます。

これにより、図形のイメージ力が高まり、空間図形のさらに難易度の高い問題にも解答していくための土台を作ることが期待できますね。

低学年のハイレベル問題集でも、立方体を積み上げた図を見て答える問題はよく見かけますが、かなり難しいものも多いです。

天才脳ドリルは非常に簡単な問題から始まるので、まずはここから慣れていくと楽なのではないかと。

未就学の小さなお子さんには、教具付きの「入門編」から始めるのがオススメです。

展開図

『天才脳ドリル 空間把握/初級』展開図の問題

『天才脳ドリル 空間把握/初級』展開図の問題

展開図を見て、出来上がる立体図形を想像し、展開図の各面が立体のどこに位置するのかを答える問題です。

初級編では、出来上がるのは全て立方体ですから、練習を重ねることで、立方体の展開図のパターンが自然と頭に入って、解答できるようになっていきます。

本書でまず立方体の展開図のパターンを頭に入れておくことで、今後触れるであろう様々な図形の展開図を考える時に、応用を効かせて対処しやすくなると思います。

サイコロ

『天才脳ドリル 空間把握/初級』サイコロの問題

『天才脳ドリル 空間把握/初級』サイコロの問題

サイコロを使った問題です。

立方体を扱っている点では、これまで挙げてきた問題と同様ですが、図形の性質に加えて、裏表の数字の合計が7になるという、サイコロのルールも考えなければなりません。

さらに問題が発展してくると、サイコロの動きも頭の中で想像して解答しなければならず、さらに考えることが増えます。

小さな子どもにとっては、同時にこれだけ複数のことを考えるというのはとても難しいことです。

そんな難しい問題を、パズル感覚で楽しんで解けるのが嬉しいですね。

小学校入学前に最適

『天才脳ドリル 空間把握/初級』は、表紙にもある通り、まさに5歳~小学低学年向けです。

文章を読解する必要もあまり無く、親が教えればすぐ理解できる良問揃いなので、入学前のお子さんに大変オススメです。

入学前のお子さんでも十分解ける問題なので、パズル感覚で子どもと一緒に思考トレーニングを楽しんでください!

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれの関西育ちで首都圏在住。私立文系(関関同立)を卒業しました。 2児(長女・次女)の父です。妻と子ども2人の4人家族。 子どもに算数を教えることに苦戦することが多いですが、 自分も勉強しながら、日々子どもと一緒にがんばります。