ハイレベルで解説が豊富な「特Aクラス問題集算数(小学2年)」




算数のハイレベル問題集として、特Aクラス問題集を紹介します。解説が丁寧で、親子で取り組みやすいように工夫されています。

特Aクラス問題集 算数 小学2年

特Aクラス問題集 算数 小学2年

丁寧な解説が充実

特Aクラス問題集は、同学年の市販の問題集の中でも、解説ページが非常に多いところが大きな特長です。このレベルの問題集になると、親も多少は算数の腕に覚えがないと、子どもに教えるのも中々難しくなってきますよね。

説明しようとしても、親自身が「なんでこの解答になるの!?」となってしまう事態に。

丁寧で分かりやすい、特Aクラス問題集の解答と解説

丁寧で分かりやすい、特Aクラス問題集の解答と解説

算数の腕に覚えが無い私立文系の私ですが、本書の解説の丁寧さには大いに助けられ、子どもに説明することができました。上記画像にあるように、解答の後には「保護者の方へ」向けたアドバイスが必ずあり、解説は式を途中でとばしていることがほとんどありません。「なんでこうなるの!?」となることを防げます(笑)

例えば最レベ問題集の解答はあっさりしているのでこうはいきません。。

本書の構成

特Aクラス問題集は、

  1. 基本事項の解説
  2. 例題とその解法の解説
  3. 類題(問題演習)

の順で取り組むように構成されています。

解説・例題・類題を相互に参照しながら取り組める

基本→例題→類題と、同様の問題を少しずつ難易度を上げて取り組んでいくため、類題で躓いた場合にも、前のページに戻って解法を読み返して自己解決を図ることができます。

基本事項の解説

基本事項の解説(わり算の きまり)

基本事項の解説(わり算の きまり)

ハイレベル問題集ということもあり、二年生が学校では習わない(ですよね?)わり算の単元も含まれています。わり算の意味やきまりを細かく説明しています。

例題とその解法の解説

例題とその解法の解説(わり算の きまり)

例題とその解法の解説(わり算の きまり)

例題も豊富です。初めての単元や不得意な単元でも、基本的な問題で解き方を理解してから次に進めます。親が子どもに教えるためのヒントにもなりますね。

ただ正直、2年生の娘が一人でこの解説を読み切るのは難しく、親が一緒に読んで解説したりしながら進めました。既に理解が十分な単元は説明を聞きたがらないので、解説をとばした単元もありました。

そうすると、この解説ページを読まない・読めない子には意味がないのでは、と思いがちですが、そんなことはありません。実際に問題演習をして悩んだ後にこのページを読むと、「あーそういうことかー。」と納得することが多かったのです。

どんな問題集でもそうですが、愚直にページの順番通りに進めるだけではなく、問題演習後にページを戻って読むことで新たな発見があると思います。例題が豊富に用意されていることで、そんな新たな発見が得られやすいというメリットがありました。

類題(問題演習)

類題(問題演習)のページ

類題(問題演習)のページ

解説と例題で学んだ内容を基に、類題で問題演習を行います。問題のレベルは3段階用意されています。☆1つ〜☆3つで、☆の数が多いほど難しくなります。

☆1つの問題は、娘も比較的スムーズに解けたのですが、それでも少し間違えました。☆2つ以上になると、初見での正答率が平均して5割弱程度になってしまいました。そのため、本書の丁寧な解説を活用する機会がたくさんありました。

娘はZ会グレードアップ問題集小学2年を終わらせ、くもんの算数はC〜D教材まで進んでいた状況で本書に取り組みました。それでこの正答率なので、本書に取り組む前には他の問題集などで基礎固めを十分にしておく必要があると思います。

ハイレベル問題の解法を習得できる

ハイレベルな問題を丁寧に解説した結果、当然文字数が多くなっています。二年生向けにしては文字数の多さが障害になる場面もあるかもしれません。

しかしながら、Z会グレードアップ問題集より難易度が高い問題集で、このように解説が豊富な本書は貴重です。解けない問題は何度も解いて解法を習得するしかないわけですから、家庭での解説を十分に助けてくれる本書で、解法をしっかり習得すれば、算数の学力がかなり向上するはずです。

娘がちゃんと説明を聞いてくれず苦労することもたくさんありましたが、本書のおかげで、難しい問題を数多くこなし、ハイレベルな問題の解法をいくつも習得できました(できているはず!)。Z会グレードアップ問題集の次の問題集を探しているなら、本書は大変おすすめです!

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれの関西育ちで首都圏在住。私立文系(関関同立)を卒業しました。 2児(長女・次女)の父です。妻と子ども2人の4人家族。 子どもに算数を教えることに苦戦することが多いですが、 自分も勉強しながら、日々子どもと一緒にがんばります。