「市販の問題集を使って、小学校の学習範囲から少し進んだ内容も学ばせてあげたい」と考えた時、候補がたくさんあって選ぶのにも一苦労しますよね。子どもの現在の学力にとって難しすぎない、かといって易しすぎない、ちょうどいい難易度の問題集を選ぶ必要があるわけで。
教科書レベルより難しい問題集として、我が家で大変お世話になっているのが、「Z会グレードアップ問題集」です。
本ブログで紹介する上記画像には算数の問題集が1冊しかありませんが、算数も2冊(計算・図形と文章題)あります。
Z会の通信教材より難しい
Z会の小学1〜2年生の通信教材は、「スタンダード」と「ハイレベル」の2つのレベルから選べるようになっています。Z会グレードアップ問題集は、そのハイレベル問題のもう1段階上のレベルという感じ。
通信教材では物足りない子のステップアップに
Z会や進研ゼミなど、通信教材を簡単にこなせてしまうようなら、ステップアップにちょうどいい問題集です。
娘は1年生の時に少しだけZ会のハイレベル教材に取り組んでいたのですが、少し物足りなかったので退会しました。
Z会の教材自体は素晴らしい内容だったので、Z会が作ったこの問題集はちょうど良かったです。
3年生以降は通信教材の方が難しいことも
小学3年以降になると、各社通信教材の内容も様変わりしますので、通信教材とグレードアップ問題集の難易度の関係も異なってくると思います。
例えば、小学3年になるとZ会の通信教材に中学受験コースが加わるため、中学受験コースの教材の方が難しいと考えられます。
オールカラーで見やすい
市販の問題集で、オールカラーのものはそう多くはありませんが、Z会グレードアップ問題集は全ページオールカラーです。
行間も適度に広く読みやすい
ハイレベルな問題集は問題の情報量も多くなるため、限られたスペースに多くの内容を収めようとして、行間が狭くなってしまう傾向があります。
ハイレベルな問題に相当慣れている子はともかく、行間は広い方がとっつきやすく感じることが多いと思います。
Z会の通信教育ノウハウが活かされた良問揃い
Z会の通信教育ノウハウが、Z会グレードアップ問題集には存分に活かされています。
例えば国語の読解では、文章を読んで設問に回答を書き込むといった形式のものだけではなく、良質な文章を親の前で声に出して読む、という回があったり、観察文や物語の紹介文を自分で考えて書くといった、アウトプット重視の問題が織り交ぜられています。
問題に取り上げられる読み物は、Z会がその学年の子どもに読ませたい良質なもので構成されています。
安い(1冊が約800円)
大変重要なポイントとして、価格が安いことがあげられます。オールカラーでこのボリュームで、1冊が約800円。安いです。
国語と算数で2冊ずつありますが、それでも1科目1600円で、約100問収録されていることになります。
国語
国語には以下の2種類があります。4年生までは864円です。
- 読解
- 漢字・言葉
算数
算数には以下の2種類があります。国語と同様に、4年生までは864円です。
- 計算・図形
- 文章題
理科と社会
理科と社会には以下の種類がありますが、こちらは1080円からになります。
- 1・2年さきどり理科
- 1・2年さきどり社会
- 3・4年理科
- 3・4年社会(都道府県)
- 5年理科
- 5年社会
グレードアップ問題集が終わったら
Z会グレードアップ問題集よりさらにハイレベルな市販の問題集としては、学年最高難度の問題集として有名な以下のような問題集があります。
- トップクラス問題集
- スーパーエリート問題集
- 最レベ問題集
このレベルまで来ると、いずれも2〜3色でオールカラーではありません。
このレベルに取り組める子に対しては、訴求するポイントは問題の難易度であって、見やすさは二の次と考えられますから大きな問題ではなくなるようですね。
最高難度の問題集への前段階として
このレベルの問題集に取り組む前段階として、Z会グレードアップ問題集に取り組んでみて、すべて終わらせられるようであれば、次は最高難度の問題集に取り組むという作戦が有効かと思います。
グレードアップ問題集が難しすぎるなら
グレードアップ問題集がまだ難しすぎて、我が子にはまだ早いと感じるようなら、くもんのドリルなど、もう少し基礎的な問題集をこなして、家庭学習の習慣化を第一に取り組むのがおすすめです。
我が家の場合
娘も1年生の1学期にグレードアップ問題集に取り組ませたところ、まだ難しすぎたようで消化不良になり、やる気を無くしてしまいそうな状況でした。背伸びしすぎても意味がないので、まずくもんのドリルで基礎をしっかり固めることにしました。
くもんのドリルを数冊やり終えて自信がついた後に、再度グレードアップ問題集に取り組むことで、娘もスムーズに楽しく学習を進められました。
[…] Z会グレードアップ問題集やきらめき算数脳など、オールカラーを推すことが多い私ですが、やはりカラフルであることは重要だと思う次第です。 […]