先日は、ラビリンスという、迷路が題材のボードゲームを紹介しました。
今回は迷路を題材にした学習教材の話です。
長女は、算数に繋がるような思考力を養う教材にも取り組むことがありますが、特に迷路探索の問題に苦戦することが多いです。
迷路探索に取り組んだ教材
迷路探索に取り組んだ主な教材がこちら。
- 天才脳ドリル/仮説思考 初級
- 宮本算数教室の教材 賢くなるパズル―入門編
どちらも全問が迷路探索というわけではなく、数独のようなパズルや、3つの物体を二つずつ天秤に乗せた絵を見て、それぞれの重さの順番を導き出す問題など、多面的に思考力を養える問題群で構成されています。
段階を追って難易度も上がっていくので、最初はスラスラ解けることが多いと思います。
その内、解けない問題が出てくるので、そこからが子どもの頑張りどころです。
子どもによって得意な問題と苦手な問題は異なると思うのですが、先述の通り、長女は迷路で考え込むことが多いです。
いや、これ結構大人でも難しいんですよ。
つい考え込むと、親の方がハマってしまうほど。
絶対に教えないでください
「絶対に教えないでください」と教材に書いてあるのですね。
個人的には、これはあくまで原則として捉え、ご家庭によりケースバイケースで教えてあげることがあっても仕方ないと思います。
しかし、もちろん教えずに自分で乗り越えた方が良いには決まってますよね。
自分で乗り越えられるように設計された教材であるからこそ、「絶対に教えないでください」と書いてあるわけですから。
教えないためには親にも根気が必要
迷路が解けずに躓いた長女は、怒って迷路を投げ出します。
それでも、
「一緒に頑張ろう」「もうちょっと考えてごらん」
などと隣で一緒に取り組んでも、分からないものは分かりません。
辛さや悔しさが入り混じって、泣いてしまいます。かわいそうです。
「もう楽しくない」
「なんで教えてくれないの!?」
と言われた時。
凹みます。
すぐに投げ出すことに私も苛立って、怒り半分に続けさせて、泣かせてしまったような時。
後で凹みます。
答えを教えないということは、そんな状況でも根気強く、解けるようになるまで子どもと付き合うということ。
子どものためとはいえ、大人にも根気が必要です。
できない日は終わりにする
そんな親子の格闘を何度も経験した結果、長女が投げ出した時には、
「じゃあ今日は終わりにしよう」
というのが最善であることが分かりました。
教材にもそう書いてありましたが、その行動が最善と思えるまで時間がかかりました。
で、また子どもがやる気になるのを待つ。
「目に見えるところに教材を置いておけば、自分からやるようになります。」
などというのが教材の主張。
とは言っても、いつまで待てばいいかわからないので、数日後にまたやってみようと言って、長女に再挑戦してもらいます。
頑張った先には大きなご褒美
そんな風に親子で根気強く頑張った先には、大きなご褒美が待っています。
迷路の難易度が、あまりに子どもの現在のレベルから掛け離れているとかでない限り、必ず解けます。
一週間越しの挑戦で、当時1年生の長女がやっと自分で迷路を解けた時のこと。
解けることがわかった瞬間、目を輝かせて、それはもう部屋中に響く大きな声で、
「できたー!!!」
と喜びの声をあげました。
1年生の小さな子どもが一生懸命、自分の力で大きな山を乗り越えたのです。
私も嬉しくて涙が出そうになりました。
よくがんばったね。
思考力を高めて、親にも感動を与えてくれる
自分の力で大きな山を乗り越えた時、子どもは最高の笑顔を見せてくれます。
その笑顔に感動しない親はいないでしょう。
思考力を磨く教材であるからこそ、敢えて教えずに待つ。
それは親子で共に苦しみ、共に感動を分かち合うことに繋がります。
思考力だけでなく根性と自信もつく
そうやって自分だけの力で乗り越えた経験は、算数や国語の問題に取り組む時の姿勢にも生きてきます。
分からなくても諦めずに試行錯誤する、自分はきっとできるという自信にも繋がります。
長女はくもんの先生からも、すごく根性があると太鼓判を押されています。
でも家ではすぐ諦めることも多いけど。。。
高学年になると、思考力を鍛える問題も自然と増え、他の問題集でも同様の効果が得られるかもしれませんが、今回紹介した教材は小さい子どもでも取り組めます。
親子で苦しみ感動できる幸せな教材、思考力を養うならぜひどうぞ。
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