簡単な問題を解くことも大切。自信とやる気を持って勉強を続けるために。




我が家では子どもたちに、少しでも良質でレベルアップに繋がる学びの機会を与えてあげたい、との思いで、市販の様々な教材を家庭学習に活用しています。

学力向上のためには、とにかく難しい問題を解かせることが重要と考えていましたが、時には簡単な問題を解く時間も大切だと感じます。

とにかく難しい問題を解けば良いという思い込み

子どもの学力を高めたい一心で、どんどんハイレベルな問題集を購入して、長女に取り組ませました。

我が家は中学受験の予定もありません。

ですから中学受験を経験した子どもたちと学力の差が開きすぎないようにするためにも、難しい問題集を解けるようにしてあげなければ、という義務感を一方的に持っていた時期がありました。

本人にとって難しすぎる問題も考えもの

例えば長女が1~2年生の時、難しい問題集として、主にこれらに取り組んでいました。

  • Z会グレードアップ問題集
  • トップクラス問題集

Z会グレードアップ問題集

Z会グレードアップ問題集は長女にとってちょうどいい難しさです。

初めて取り組んだ頃は投げ出すことも多かったのですが、悩んでいる時に親からアドバイスを受けつつ、その内に楽しんで解けることが多くなりました。

難しいけど取り組みやすい「Z会グレードアップ問題集」

2017年11月25日

トップクラス問題集

一方、トップクラス問題集は正答率が平均して5割ほどで、特に最高難度の問題には手も足も出ません。

1~2年生であれだけの文章を読みこなすのは至難の業です。

あの手この手で説明を繰り返し、解けなかった問題は、親が解答を見ながら説明し、無理やり理解させようとしていました。

長女にとっては相当のストレスで辛い時間も多かったと思います。

投げ出すこともあれば、泣いてしまうこともしばしばでした。

勉強嫌いになって、やる気を無くしては意味がない

このような最高難度の問題をこなせる子どもが世の中にはいるわけですが、自分の子どもには、その子なりのペースがあります。

自分の能力を遥かに超えた要求を子どもに押し付けてしまってはいないか、自問してみることも大切ですね。

そうすることで、我が子の辛さや限界も理解しやすくなるはずです。

自分より賢くなってほしいと願うのは親として自然です。

しかし明らかに辛そうなら、小さい頃の自分を思い出してみました。

その頃の自分ならやる気が出せるような教育方法を想像して、子どもに伝えてあげられるように日々気をつけています。

簡単な問題集に取り組む期間も作った

そこで、難しい問題集ばかりに取り組むのをやめて、長女にとって簡単な問題集を解く日も作りました。

簡単というのは、既に習得したレベルの問題や、得意分野の問題などです。

全部終わった問題集をもう一度購入して取り組むのも良いですね。

これは決して無駄なことではなく、勉強を毎日するという習慣を維持しつつ、基礎の定着に重要な反復練習にもなるからです。

長女もスラスラ解けてとても楽しそうなので、見てて嬉しくなります。

子どものためだけではなく、親も安心できるので、親子両方にとって良い効果が生まれます。

簡単に解けるということは、子どもがそれだけの学力をつけた証拠、子どもが頑張ってきたからですよね。

そう考えれば、簡単な問題を解くことで、子どもの頑張りの確認と、やる気の向上に繋がるので良いことずくめです。

低学年のうちは無理しすぎなくていい

「高い学力をつけたいなら、低学年のうちから高難度な問題に触れておくべき」

という主旨の意見もあれば、

「低学年のうちから難しい問題を解く必要はない」

という主旨の意見もありますよね。

正解のない物事においては、世の中何事も相反する考え方はあるものです。

ですから、両方の考え方に触れつつ、我が子にとっての最適な落としどころを見つけてやりましょう。

要は両方の良いとこ取りをしてやろうということですね。

何事も程々が肝心

そう考えると、高い学力を身につけるためには、低学年のうちから絶対にハイレベルな問題集を解く必要はない。

とはいえ、ハイレベルな問題を解ける可能性があるなら、その機会を与えるに越したことはない。

という当たり前の話であることに気づきます。

結局何事も程々が肝心であると。

勉強を楽しんでやる気が生まれる

子どもに勉強のやる気を出してもらうために大切なことは、

  • 勉強を楽しめるようにしてあげること
  • 勉強が嫌いにならないようにすること

ですね。

そうすればおのずとやる気が生まれることでしょう。

まあ理想通りにはいかないので、そのあたりの我が家の試行錯誤も含めて、本ブログで引き続き紹介していきます。

未熟な親の悪戦苦闘ですが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれの関西育ちで首都圏在住。私立文系(関関同立)を卒業しました。 2児(長女・次女)の父です。妻と子ども2人の4人家族。 子どもに算数を教えることに苦戦することが多いですが、 自分も勉強しながら、日々子どもと一緒にがんばります。