低学年でも簡単。サイコロを振って街づくりができるボードゲーム『街コロ』




『街コロ』という、街づくりのボードゲームを紹介します。

低学年でも簡単に遊べて、イラストもかわいらしいので、女の子も取っ付きやすいゲームです。

世界的に認められた国産ボードゲーム

この『街コロ』は、日本のゲームで初めて「ドイツ年間ゲーム大賞2015」(Spiel des Jahres 2015)にノミネートされました。

世界のボードゲーム界で最も権威のある賞ということですから、面白さは世界のお墨付きということですね。

すべてのランドマークを建てた人が勝ち

プレイヤーはとある企業のオーナーとなり、街の施設に投資をして収益源を増やします。

そうして街づくりを進めて、最初にすべてのランドマークを建てられたプレイヤーが勝ちとなるゲームです。

お金の使い方を学べる

街コロで遊ぶ子どもは、街づくりを通して、お金の使い方を学べます。

将来のための投資という概念を学べる

収入を増やすためには、収益を生んでくれる施設が必要です。

逆に一切投資をしなければ収益源も増えないので、当然収入を得る確率は下がります。

子どもたちはこれらのことを意識しながらゲームを進めることで、お金はただ消費するためだけに使うものではなく、将来のための投資としても使うものだ、ということを自然と学べます。

購入した施設に設定された数字がサイコロで出るとお金がもらえる、というだけの単純な話なのですが、払ったお金が返ってくる、という経験が小さい子どもでも出来るというのは素晴らしいことだと思います。

複雑な条件下でお金の使い方を考える

ゲームを進める過程で、自分の手持ちのお金を、将来の収入のためにどう使うべきかという、将来を見据えたお金のやり繰りが必要になります。

例えば子どもがよく遭遇する状況として、スーパーでお菓子を買うケースを考えてみます。

スーパーでお菓子を買う際にも、与えられた予算の範囲内でお金をやり繰りすることは学べます。

対して街コロでのお金のやり繰りは、将来の収入に繋がる可能性と、他のプレイヤーの状況を考えながら、最適なお金のやり繰りを考えなければならず、与えられた条件が複雑です。

そのため、子どもが生活の中で中々遭遇しない複雑な条件の中で、お金のやり繰りや物事を考える練習になります。

運の要素が大きいけどまたそこがいい

いろいろ考えることは多いようですが、結局はサイコロの目で勝負は決まります。

素晴らしい施設が揃った街でも、サイコロの出目が悪ければ全然収入が入らずに負けることもあります。

これは、サイコロを使うゲームである以上は仕方のないことですが、子どもと遊ぶにはそれぐらい適当な要素があってちょうどいいです。

ハンデがいらない

運の要素が大きいことで、大人もあまり手加減せずに、ハンデ無しで子どもと一緒に楽しめます。

高い戦略性が必要で、運の要素が少ないゲームだとこうはいきません。

そういう難しいゲームは、長女が5,6年生になったあたりから一緒に楽しめれば嬉しいなと、勝手に想像しております。

かわいいイラスト

冒頭でも触れましたが、イラストが個性的でかわいらしいことも、大きな特長です。

そこは、国産ゲームならではの特長なのかもしれません。

例えば先日紹介したラビリンス。

ボードゲーム「ラビリンス」 パッケージ

目まぐるしく変わる迷路で宝探し!ボードゲーム「ラビリンス」

2018年5月17日

こちらも小さな子どもと楽しめるボードゲームですが、イラストが少し怖いです(笑)

もちろん、舞台が迷宮であること、製造年が数十年前であること、などを考えれば当たり前と言えます。

長女はラビリンスも街コロも大好きですが、どちらかというと街コロの方が好きです。

どうしてなのか聞いてみると、いくつかの理由の中に、やはり「絵がかわいいから」という答えがありました。

イラストの内容はとても重要ですね。

どうぶつしょうぎも、ポップなどうぶつのイラストが描かれていることで、女の子も興味をそそられる効果があります。

ごろごろどうぶつしょうぎ 内容物

女の子も大好きなどうぶつしょうぎ。子どもに将棋の楽しさを感じてもらえます。

2018年5月27日

拡張セットもある

街コロには、

  • 街コロプラス
  • 街コロシャープ

という拡張セットもあります。

これらは『街コロ』が無いと遊べません。

拡張セットを追加することで、『街コロ』に施設を増やすことができます。

街コロプラス

『街コロプラス』はあった方が絶対楽しいのでおすすめです。

最初は街コロだけで楽しんで、慣れてきたら街コロプラスを追加しても良いですし、最初から街コロプラスを追加した状態でも問題なく遊べると思います。

街コロシャープ

『街コロシャープ』は我が家にはありません。

ですからその面白さは書けないのですが、評判を見ていると、ややゲームが難しくなるようです。

プレイ時間も延びるので、子どもと気軽に遊ぶには向かないような気がします。

街コロと街コロプラスだけで十分楽しいので、我が家はそれで満足しております。

それぞれの街づくりを楽しもう

ボードゲーム『街コロ』 内容物

ボードゲーム『街コロ』 内容物

作れる施設は様々で、長女はマグロ漁船、妻はコンビニ、私は森林を揃えることが多いです。

慣れてくると、どの施設を作れば有利か分かってパターン化してしまうので、作れる施設を制限するルールでプレイすると良いでしょう。

サイコロを振るたびに子どもが一喜一憂する姿は見ていて楽しいものです。

簡単に子どもと楽しめる、国産のボードゲーム「街コロ」。

購入したら、きっと何度もお子さまがプレイしたがると思いますよ。

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれの関西育ちで首都圏在住。私立文系(関関同立)を卒業しました。 2児(長女・次女)の父です。妻と子ども2人の4人家族。 子どもに算数を教えることに苦戦することが多いですが、 自分も勉強しながら、日々子どもと一緒にがんばります。